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法人本部

『理事長直行便』が届きました!

職員より匿名で『理事長直行便』が届きました。

常陽会では理事長が法人への提案・意見、課題や困りごとなどを直接把握・対応する仕組みとして、
全施設に『理事長直行便』ポストを設置しています。


【職員から届いた理事長直行便】


【理事長からの回答】

「給与(昇給)・処遇改善手当の支給額」について

介護業界は給与が安いというイメージがありますが、介護業界でもその他の業界でも給与を上げるためには売上を上げて利益を出す必要があります。

介護事業所の売上は介護報酬がメインとなります。介護報酬は国で決められており、価格設定が自由にはできませんので介護事業所が多くの利益を出すには、①既定の職員配置人数内でどれだけ作業を効率化できるか、②経費を削減できるか、③利用者を定められた収容人数にどれだけ近づけられるか(稼働率アップ)、④介護度の高い利用者へのケアができるか、⑤必要な加算を取得できるか、という5点が重要となります。

NCCUの「2022年賃金実態調査報告書」より、2022年8月 新潟県 月給制組合員の平均賃金(通勤手当、時間外手当、休日・早朝・夜間手当、研修手当は除く)は229,807円で、同年同月の常陽会の月給制職員の平均賃金を算出すると256,048円となり、新潟県のNCCUの平均賃金よりも約26,000円高いということがわかります。

ちなみに2022年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果によると、中小企業の昇給の総平均妥結額は5,036円、総平均アップ率(定期昇給含む)は1.92%
2022年春季労使交渉・大企業業種別妥結結果によると、大企業の昇給の総平均妥結額は7,562円、総平均アップ率(定期昇給含む)は 2.27%です。

常陽会では等級と評価により700円~6400円の昇給となっておりますが、常陽会でも大企業と同水準の給与アップを目指していくために、①既定の職員配置人数内で作業を効率化し、②できる限りの経費削減(ただし、いつも言っている通り、感染対策等の利用者の安全衛生にかかわる経費や施設修繕費は削減の必要はありません)や③稼働率アップ、④介護度の高い利用者へのケア、⑤必要な加算の取得、という5点を意識し、業務に取り組んでもらいたいと思っています。

ともかく、介護業界では 高稼働 = 高収益 となっているのが現実です。したがってこれを達成することが『高額給与』のもとです。

さらに処遇改善手当については、各事業所の売上高に厚生労働省が定めた加算率を掛けた額が国保連より支給されます。つまり、売上が増えれば処遇改善手当も増え、売上が減ると処遇改善手当も減るという仕組みになっています。

詳しく常陽会の実績を明らかにしていくと、『処遇改善手当』の正職員への支給額(介護職員処遇改善手当、介護職員等特定処遇改善手当、介護職員処遇改善支援手当の合計)は事業所により36,000円~100,000円という幅があります。
全ての事業所の皆さんに多くの処遇改善手当をお支払いしたいと思っていますので、稼働率を上げて売上を上げるために、職員の皆さんは利用者に良いサービスを提供し、利用者に選ばれる事業所運営にご協力をお願いしたいと思います。

「法人には優秀な職員が1%しかいない」というご意見について

私は常陽会には優秀な職員が多くいると思います。
施設長とは毎日の日報のほかに毎週月曜日に、小規模の管理者とは毎日の日報のほかに月に1回の会議で、顔を合わせますが、皆、「利用者のために・ご家族のために、よりよいケアをしてさしあげたい」「地域社会に貢献するためにもっとできることはないか」と考えて仕事をしてくれています。

また、私は『ソフィア輝』の職員が働く姿を毎日見ています。職員の皆さんは明るく挨拶をしてくれますし、仕事ぶりも真面目でいつも一生懸命に利用者のケアに携わっています。皆さん大変優秀な職員です。

そんな職員の皆さんに「ずっと常陽会で働きたい」「常陽会の職員であることを誇りに思っている」と言ってもらえるようにしていきたいです。それは私だけでなく、施設長や管理者も私と同じ気持ちでいることと思います。

「女性職員と男性職員の比率は5対5が理想である」というご意見について

現在、常陽会の女性職員と男性職員の比率は女性70%、男性30%です。
意図的に女性を多く採用しているわけではなく、求人に応募頂く割合が女性の方が多いため、女性職員の割合が高くなっています。
公益財団法人介護労働安定センタ―が実施する“介護労働実態調査”によると、介護職業界における女性の割合は73.3%、男性の割合は24.0%と、実に全体の7割近くが女性 となっているようです。

男女雇用機会均等法では、労働者の募集及び採用に係る性別を理由とする差別を禁止し、男女均等な取扱いを求めています。男女の構成比を考慮して、男性(女性)の選考基準を女性(男性)よりも厳しくすることは禁止されています。

現状は現状として、常陽会の男女比率については今後、執行部や施設長会議メンバーとも検討をしていきたいと思います。

 

残業について

残業は上長の指示に基づき行うことになっています。(緊急の場合は事後の申請も可)上長の指示で残業を行った場合、キングオブタイムで申請をして頂き、その申請に基づいて時間外手当を支給します。残業をしたにもかかわらず、残業手当を支給しないということがあるのであれば、すぐに改善をしなければなりません。

万が一、所属長より「残業代は支給しません」と言われた場合、理事長もしくは本部事務局 労務課までご連絡を頂きたいと思います。

 

「(小規模)管理者の管理能力が低下している」というご意見について

先にも述べた通り、小規模の管理者は優秀な職員だと思っています。とはいえ、管理者も人間ですので得意なこともあれば不得意なこともあります。不得意な部分はブロック長や本部職員、小規模職員の皆さんにフォローしてもらいたいと思います。それがチームではないでしょうか。皆で協力してよりよいチームを作り、より良いサービスを提供してもらいたいと思っています。

皆さんが働きやすい環境を作れるように、小規模管理者向けの研修を法人内でも企画・開催しておりますし、外部研修にも参加してもらっています。場合によっては、理事長である私からも直接指導をしていきたいと思います。

 

人事異動について

ご指摘の通り、定期的な人事異動を行うことで職場の活性化、職員の成長につながると考えています。現在、人事異動は4月・10月の年2回行っています。

ご存じかもしれませんが、職員からの異動希望に関しては「異動願」を出すことができます。なるべく希望を優先して検討をしますが、各事業所の人員基準や職員の人柄、能力、適性等を鑑みて異動先を決めています。

以上です。
貴重なご意見をありがとうございました。

理事長 志田 常弘


頂いた『理事長直行便』は理事長が直接回収します。

各施設に設置されているポストの他に電話・メール・郵便でも受け付けております。

この『理事長直行便』は職員だけでなく、利用者様、ご家族の皆様、お取引先の皆様など
常陽会に関わる全ての方から直接、理事長へのご意見を頂戴するための直行便です。

常陽会をより良くするために、皆様の声を聞かせてください。

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