第12回栄養士部会を開催いたしました。
令和6年5月16日(木)11:00~13:00
第12回は江南区三百地のリバーサイド輝での開催でした。
この日の活動内容は、令和5年度の総括、残食量調査の結果と達成に関して話し合いを行いました。
国連や各国政府は食品ロス削減に向けて具体的な数値目標を掲げ、日本でも自治体や企業での積極的な取り組みが広がってきています。日本ではこの十年間で20%ほど削減に成功していますが、農林水産省推計の食品ロス量は年間523万トンに及ぶことがわかりました(令和3年度推計値)。計算するに、日本人1人当たりの年間の食品ロス量は約41kgとなりますが、これは1人当たりが毎日茶碗一杯分弱のご飯を捨てているのと同じ量に値します。
私たち社会福祉法人常陽会は、昨年から本格的に給食の残食量を減らす努力を行っています。1年経ち細かなデータも集まり始めています。毎日の残食量合計値、一人当たりの残食量平均値はもとより、新たに季節、ご利用者様の体調、雰囲気、食事の介助のコツ、メニューなども値として取り入れ標準偏差を知ることで予測や在庫量(仕入れ量)の最適化につなげることができると分かってきました。そんな中で結果がついてきた施設と、昨年との比較はむずかしい施設とありましたが、この取り組みを行い、知り、継続することの意義をお互い確認できた会となりました。
その後、給食の試食を行い、7月からスタートする法人IOT化に関する情報交換、機器の操作等の確認を行いました。
この日の給食のメニューは 『煮込みハンバーグ(食べた瞬間に広がるデミグラスソースと肉汁が深みのあるコクを最後まで持続するおかず力の高い品)・五目野菜の炒め煮(シャキシャキした食感ととろりとしたあんがからみ旨味が最後まで続く品)・キウイフルーツ・ご飯・みそ汁』でした。今回も美味しくいただきました。
次回はサン・ソフィア新潟にて7月18日(木)11:00からの開催予定です。令和6年度1回目となります。